『両国BEAR』スタジオは,アーティストたちが質の高い作品を創り上げるための,創作と途中経過のショーイング(公演前の予行発表会)の場として,アーティストをサポートするために,何ができるかをずっと考えてきました。そして,その第1歩として,今回,作品創作サポートプログラム(海外アーティスト対象)枠で,ポルトガル人Rafael Alvarez(ラファエル アルヴァレス)氏の作品創りをサポートすることにしました。

アルヴァレス氏は,1976年リスボン生まれ。ユニークな視点から多様な作品を作りだし,ヨーロッパ,南米,北米,中東,アジア,アフリカで上演してきました。ぜひ,アルヴァレス氏のホームページを御覧ください。 https://rafaelalvarez.jimdo.com(ポルトガル語と英語)

今回は,北斎の代表作『神奈川沖浪裏』をはじめとする日本の版画が,ヨーロッパ文化にどのような影響を与えたのかをテーマに,日本のアートと文化を洞察しながら作品を創る予定です。昨年オープンした『すみだ北斎美術館』と,『江戸東京博物館』の間にある『両国BEAR』が,氏の創作意欲をかき立てる場となることを期待します。

アルヴァレス氏は,4月に1週間 『両国BEAR』で作品創りをおこない,続けて秋に再度来日し,作品創りとショーイングをおこなう予定です。作品創作の状況に関しては,続けて『両国BEAR』ニュースで紹介します。アルヴァレス氏は日本でたくさんのアーティストとの出会いを望んでいます。連絡を取りたい方は,問い合わせから御連絡下さい。

(2017.4)